恐ろしい提案

2010年08月19日

ウチの親父と弟はトラックの運転手を生業にしている。
そのため あきさんのやっている仕事に関しての理解力はゼロ。
果てしなく悲しいぐらいにゼロ。

なので。

この2人は『兄貴は家で仕事もせずに1日中遊んでいる』と思っている。

親父に限っては 一緒に住んでいるのにも関わらずだ。
何のために あきさんは朝まで起きていると思っているのですか?
一体誰が あんたの生命保険やら固定資産税を払っているのか知ってる?
オカンの車や冷蔵庫・洗濯機などなど 一体誰が買ったか知ってる?
まったくもって不愉快だっっっっ!

っと言うような話を 先日女友達と話していた。

現在 あきさんのアシスタントをするべく修行中の女友達。
もう十数年の付き合いがあるので あきさんどころか家族のコトまで良く知ってる。
アシスタントなので 当然のコトながら あきさんの仕事を理解している。

そしてヤツが提案するのだ。

『あのさ 一度 親父と弟夫婦を本屋に連れてってやるよ』と。

なぜ本屋?っと思う人もいるだろう。
ある時期になると 年賀状の素材集なんかが何種類も山積みにされている光景を目にする。
あきさんは その中の数冊の素材集に関わっている。
さらに素材集を宣伝するポスターやボックス類だったりのキャラデザインも担当している。
当然のコトながら ソレらの本やポスターには名前が掲載されているし著作権表示がしてある。

女友達曰く。
いくらなんでも ソレらを見れば親父達も理解できるんじゃないかと。
全国の本屋に並んでいるんだと言うコトを知れば どんだけ頑張ってるかわかるだろうと。
実はお宅の息子さん 結構スゴいコトやっているんだよと言うのがわかるだろうと。
そう言うわけですよ。

恐ろしい・・・ヤツはウチの家族を引き連れて本屋に行くつもりだ。
んで あきさんの作ったポスターなんかを見て ウチの家族全員に『コレお宅の息子さんが描いたんです』とか言っちゃうつもりなんだろうか? 推定5名ほどで その本やポスターを囲んでマジマジと見ながら『コレを息子が!?』とか『コレを兄貴が!?』とか ウチの近所の本屋さんで言わせるつもりなんだろうか?

考えるだけで恐ろしい。
頼むから恥ずかしいからヤメてくれ。
あきさんはコッソリと暮らしたいんだよ。

平日の昼間っから釣りに行ったり 平日の昼間に女の子が来たり(アシスタントです)するのを見て 近所のオバちゃんがウチの母親に『息子さんって仕事なにしてるんです?』なんて聞かれて バカ正直に『こんな仕事してこんな風に世に出てるんです』なんて言ってるところをたまに目にするが マヂでヤメてくれ・・・んで『じゃぁ あたしも何か描いてもらおうかしら』とか言うオバちゃんとか ホントに勘弁してくれ。

コレから あきさんの職業を聞かれたら『株で一儲けしてる』とでも言うように頼んでおこう。

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