2015年10月 アーカイブ

あきさん的九死に一生スペシャル第四弾

2015年10月13日

今回 病気になって思った事をつらつらと。

早いもので もうすぐ手術後1ヶ月が経とうとしていますね。
自営業の悲しいところで 自らが動かないと収入が無いってことで 退院後は関係各所に早急に連絡を入れて いくつか仕事を入れていただいたり でも まだガッツリと作業をすることが出来ないので 休憩を多めに入れながら 大人しく仕事をしています。

人工肛門の方は 順調に漏れたりして精神的に凹むこと多し(笑
構造上 起きてる時に漏れる事はほぼ無いと言って良いのですが 如何せん就寝中は仰向けのため どうしても漏れやすく 夜な夜な『うっひゃー漏れたー』とか言うて 嫁さんの貴重な睡眠を妨げては 装具を付けるのを手伝ってもらってます。

その度に シャワーを浴びながら鏡を見て 傷の大きさや各所の細かい手術痕を見て ひどい身体になったもんだなと いろいろと考えさせられたり 処置中に娘が寄ってきては 傷跡や人工肛門を見て『お父さんの悪いところは あと1個だけで終わるの?』とか『悪い奴があと1個いなくなったら またいっぱい遊べるの?』などと 娘ながらに心配してくれたりと なんだかんだで一喜一憂しています。

退院後の診察による主治医の話では かなり重度な腹膜炎だったため 炎症が広範囲で強く 腸そのものや腸間膜などに相当なダメージを受けており 今後行う予定の人工肛門閉鎖の手術にも慎重な感じ まあのんびりと回復させて完璧に治したい気持ちが強いし 嫁さんも協力は惜しまないから一緒に治していこうと言うてくれるので とりあえず気ままな感じで考えてます。

ちなみに 開腹手術や検査の結果 癌などの悪性なものは皆無 またクローン病と言う厚生労働省より特定疾患に指定されている やっかいな病気でもなく 変な言い回しですが『良性のS状結腸の穿孔による重度の腹膜炎』と言う具合で 今後 命に関わるような疾患ではなく 腹膜炎になっただけで至って健康体とのこと(笑

今回の入院を知っていた友達達も 電話などで話すと『また元気な声が聞けて良かった』と言うてくれたり『そこまで身体を張って そんなにオレらを楽しませたいのか』とか冗談を言うてくれたり 自分が助かったことを心から喜んでくれて 良い友達を持ったもんだと思いましたね(笑

そして 手術をしてくれた担当医チームの皆さん。
これは 夫婦共々感じた事なんですけど 凄く良い先生達に当たったなと。

消化器系の先生4名のチームで構成されているんだけども みんながみんな気さくな先生ばかりで 凄く丁寧に処置&対応してくれるし 廊下で会ったり回診の際にも 気軽に声をかけてくれ 夫婦揃って凄く信頼のおける先生方で良かったねと 入院中は良く話していました。

担当チームを束ねるI先生は 最初に行った病院に出向中だった先生で この先生の迅速な指示があったからこそ 混乱する事もなく緊急手術を受ける事ができ きっとキャバクラとかに行ったらモテモテなんだろうなと言う 容姿と雰囲気と色気を持った 頼りがいのある先生でした。

A先生は ゴルフと釣りが大好きな先生で どっちかと言うと あきさんとは一番ウマが合いそうなタイプであり また一番気さくな感じの先生で ナースステーションで待機中の時に ゴルフの話とかをさせていただいたりしました。

O先生は 一見取っ付きにくそうな感じもあるのですが 処置の手際も丁寧で 実際に話してみると こちらが疑問に思って口にした事に 親切丁寧にわかりやすく説明してくれる 頼りがいのある先生でした。

最後にY先生 チームの中じゃ一番若く でも若い割には仕事ができそうな雰囲気を醸し出し 一番仲良くさせていただいた先生で 救急救命センターに運ばれた際の担当医でもあり とうの本人に『結構ヤバい状態ですね』なんて言いながら 付き添いに来ていた ウチの娘に対して『やっべ めっちゃ可愛い!』とか『今まで見た中で一番可愛い子かも!』とかを連発する ちょっぴりロリの入った危ない先生でもあります。

病棟でも 見舞いに来たウチの娘をみかけると 名前を呼びながら『ちょー可愛い!』を連発しながら駆け寄ってきて 病棟の看護師さん達に かなり気持ち悪がられ&ロリ認定 おまけに翌日退院が迫った時には『あきさんはどうでも良いんですが 娘さんと会えなくなるのが残念で仕方が無い』とか言い出し 一緒に居たA先生に『お前が言うとマジでロリっぽくて危ないわ』と言われてました(笑

看護師さん達も もの凄く献身的に看てくださり どんな些細な事でも笑顔で応え この人達がいなかったら病院なんて絶対に成り立たないんだろうなと 本当に凄い職業だなと改めて感じましたね。
特にEICUにて 最初に意識が戻った際に あまりの苦しさと自分の置かれた状況がわからずパニックに陥る中 気管挿管を抜こうとしたあきさんに対して『大丈夫だからユックリ落ち着いて深呼吸しようね』と優しく言い聞かせるように声をかけてくれた時は 本当にありがたいと思いました。

あとね 総じて美人さんが多かった マジで(笑
嫁さんも驚いていたんだけど EICUでも一般病棟においても とにかく可愛い子が多くて それで居てテキパキ笑顔で嫌な顔一つせずに仕事をこなす姿は圧巻でしたね ちなみに あきさんの入院していたフロアでは Y先生のおかげでウチの娘が超有名人になっており 看護師さん達がみな口を揃えて可愛いと言ってくれて 親としてはこの上ない程 嬉しく思いました(笑

そして やっぱり嫁さんですよね。
手術中もずっと待合室で待機してくれ EICUに居た時には毎日3回の面会時間に必ず来てくれて 一般病棟に移されてからも 朝と夜には必ず見舞いに来てくれ あきさんが寂しがるとアカンからと わざわざ娘の弁当を持参してまで 晩飯を一緒に病棟で食べてくれました。

一番不安だったのは嫁さんなのにね?
でも それを聞くと確かに手術中や手術直後は不安だったけど 先生が命の危険がもう無いですと言うてたので それ以降は安心してたと笑ってはりますわ でもさすがに挿管で苦しそうな姿を見たら『早く抜いてあげる事ってできないですか?』先生に聞いたりと 見ててかなり辛かったそうです。 

そんなわけで あきさんはとりあえず元気にやってます(笑

気管挿管の辛さ

2015年10月15日

今回 手術して一番思ったこと。
それは『気管挿管』です。

あきさん的九死に一生スペシャル第三弾にも少し書いてありますが 想像以上に苦しく辛いです。
どれぐらい辛いかと言うと・・・もう言葉では表現できないですね(汁
『気管挿管 苦しい』などでググると いくつか記事が出てきますが みなさん総じて一番辛かったと書いてますね。

基本的に 短い手術や術後に呼吸系に問題がない場合などは 全身麻酔後に挿管し意識が戻る直前辺りで抜管するので ほとんどの人は抜く際に少し違和感がある程度のことらしいのですが 今回のあきさんのように 肺に水が溜まって自発呼吸などが困難な場合は 数日間挿管したまま過ごすことになるそうです。
また 場合によって全身麻酔後ではなく 覚醒している状態で挿管する『意識下挿管』と言う 挿管&抜管を経験した人からしたら 想像するだけでも恐ろしい手法もあるそうです。

ちなみに あきさんは約3日間挿管したままでした。
手術当日のみは 完全に無意識下だったので苦しさはわかりませんでしたが 意識が戻るにつれて 呼吸のし辛さや痰の吸引など 苦しく辛いことのオンパレード おまけにずっと口が開いてるせいで唇はカピカピに乾き(挿管時は水分厳禁)声を発することが出来ないため 筆談以外では意思の疎通も困難で どれだけ苦しくても自分の思いを伝えることができないと言うもどかしさね(笑

さらに 抜管する時のあの気持ち悪さ。
そして 抜管後の喉の痛み&違和感 声もあまり出ないしね。
まともに話せるようになったのは 抜管後3日後ぐらいだったかな?
それでも長時間話すと喉が辛かった覚えがありますね。

もっと分かりやすく辛さを説明するので想像してみてね?
お腹をガッツリ20センチ切った痛みよりも辛く 抜管後に痰を出すために咳き込んだ時の あのお腹の傷跡に響く激痛よりも辛く さらにお腹の傷から膿み等出すため&癒着防止のために 縫った隙間から鉗子をお腹に突っ込まれて お腹の中を直接グリグリされるよりも辛く 定期的に行われるお腹に刺さったままである 数本の管の交換よりも辛く 可愛い看護師さんにチンチンを見られるよりも辛かったです。

そして あの挿管の苦しさがトラウマ化しているので ビビったあきさんは Y先生に数ヶ月後に行う予定の人工肛門閉鎖術の際はどんな感じなのか聞いてみたところ 意識が戻った頃には抜管していると言うことで安心していますが それでも腸の癒着などがひどかった場合は 今回のように大きく開腹することになるので もしかしたらまた意識が戻っても挿管したままかも知れないらしいです。

あ〜やだやだ

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