あきさん的九死に一生スペシャル第二弾

2015年09月25日

さて 再度救急車に乗せられた あきさん。
向かった先は 愛知県で唯一ドクターヘリを配備していると言う 県下でも大きな病院である愛知医科大学病院(通称:愛知医大)の救命救急センターだ。

初めて入った救急センターは 先生や看護師さんも多数おり また見た事もない機械と物々しい雰囲気で 自分が思っているよりも 現状は危険な状態なのだと言うのを感じずにはいられなかった。

ここで追々お世話になるY先生より 病状についての説明を受ける。
S状結腸に穴があいており腹膜炎になっており その原因がガンである可能性も否定できず お腹を開いてみないとわからないが 非常に危険な状態であるのは間違いなく また術後は人工肛門になる可能性が非常に高く 嫌かも知れませんがコレも命が助かるためなので 覚悟はしておいてくださいと。 

この説明を聞いて 真っ先に思ったのが『人工肛門は嫌や・・・』です。
腹膜炎と聞いた時から嫌な予感はしてたけどね。

手術前に一度 待機室みたいな所へ通され しばしY先生と談笑。
Y先生いわく『麻酔した次の瞬間には手術終わってますんで 何も苦しい事ないですよ』とのこと。
そして そんなY先生の言葉を信じながら いざ手術室へ!

8月26日 午後8時 S状結腸穿孔&穿孔性腹膜炎の手術を開始。
そして翌日の午前3時半 無事にオペ終了。

当初は3時間程でオペが終わる予定だったらしい。
しかし お腹を開いてみたら思いのほか病状が悪く また手術中にもドンドン感染症が進み さらには穿孔部分から漏れた異物等がゴリゴリに固まっており それらを取り除くのにかなり難航したため 当初の予定を大幅に越える7時間半と言う手術時間になったそうだ。

さらに後々で先生に聞いた話によると お腹を開いた瞬間に膿みが吹き出し その瞬間 血圧や脈拍などが一気に低下 いつ逝ってもおかしくなかったと思うぐらいの危険な状態にまで陥っていたこと また1日でも病院に来るのが遅れていたら 間違いなく死んでいただろうと。

術後は EICUと言う 高度救命救急センターに搬送された人専用で 尚かつ生命の危機的状況に陥り 24時間高度な治療と看護を必要とする患者用の ICUよりもさらにランクが上の集中治療室へと搬送される。
ちなみに EICUのEとは『Emergency』を指しており 親族であっても面会時間は1日3回の決められた時間帯のみで 1回の面会時間が1時間と言う短さ 例え知り合いであっても親族の許可無しでは面会できないと言う非常に管理の厳しい病棟です。

とは言うものの 予断を許さない状況でもあり 手術直後のため顔等はパンパンに浮腫み 腹腔内の過剰な水分や老廃物等を排出するために行った腹膜透析も計3回 肺にも水が溜まり 呼吸を確保するために口には気管挿管 お腹のあちらこちらから出ているチューブ類は4〜5本 もちろんチンチンにも導尿カテーテルが挿入され 両腕と首には点滴や透析用のチューブ類が複数 そして自分から見て右側の下腹部には 人工肛門用のパウチと言う袋が装着され んま〜 いつもの元気なあきさんがどこへやらと言う 見るも無惨な姿だったらしい。

でも とりあえず生命の危機は脱出したとの事で一安心。
EICUから一般病棟 そして退院までのお話は また後日。

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